Dancing on the B-Road (Mk. II)

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

D1のことなど。

はじまりは,決して“主流”ではなかったように思います。


 どちらかと言えば,サーキットには踏み込んではこなかった(峠あたりにいる)「原石」たちをどうやったらモータースポーツの世界に引き込めるだろうか,というアイディアからはじまったような記憶があります。


 レーシングの世界ですと,「タイム」が絶対的な基準です。決勝では確かに,相手との勝負という側面も出てきますが,基本的にはどれだけのタイムを出せるか,どこまでタイムが削れるか,が重要です。
 そうではなくて,ハーフパイプのようなモータースポーツを意識した,のでありましょう。このアイディアが大きかったのだろうな,と思います。


 ですから,いまのように「ワークス」色が強くなったD1にはかなり驚いてもいます。というわけで,今回はD1グランプリのことをちょっと書いてみよう,と思います。


 自動車メーカ系で言えば,日産自動車直系のニスモがかなり手厚いサポートをしているし,パーツ・サプライヤー系統では2006シーズンからオグラ・クラッチが本格的に参戦しています。HKSやトラスト,ブリッツなども積極的にエントラントをサポートしています。加えて,RE雨宮さんなどの有名なチューナーもマシンを仕立てて参戦しています。
 それ以上に興味深いのは,スーパーGTスーパー耐久などと違ってマシンにバラエティがあることです。フェアレディZZ33)など最新のクルマを持ち込むエントラントも当然いますが,決して最新のクルマだけがトップ・コンテンダーたり得る要素ではありません。スカイライン(ER34)やシルビア(S15だけでなく,PS13も),ソアラスープラなどもエントリー・リストに記載されています。AE86などもエントリー・リストから見つけることができる。ホント,面白いなと思います。


 一時期は結構チューニング系の雑誌を読んでいた時期があります。


 実を言うと,手を汚してクルマをいじる,ということを楽しめるようになったのは,「オートメカニック」誌のような雑誌からの影響ではなく,むしろチューニング系雑誌がきっかけでした。いまでも,結構参考になる特集記事を組んでくれているときがあります。それゆえ,オリジナル指向が強くなっているいまでは,まったくの「路線違い」の感じの強いそれらの雑誌を買い込んでくるときもあります。その中でD1マシンを紹介する写真などを見る機会があるのですが,確かに“ドリフト特化型GTマシン”と表現しても良いようなレーシング・スペックだなと思います。


 バイナル・グラフィックなどの見た目の派手さから入っていくひとも多いかも知れませんが,仕立てられている“レーシング・マシン”の水準は非常に高い。もはや「非主流」などではなく,完全にレーシングの1カテゴリとして育った。そんな感じがします。