Dancing on the B-Road (Mk. II)

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

前田淳選手のこと。

意図せず開いたRSSフィードに,信じたくない言葉が並んでいました。


 英領マン島のバイクレースで日本人選手が死亡(asahi.com)


 公道レースと言うと,クルマの世界をイメージされるひとが多いのではないでしょうか。モンテカルロ市街地コースを使用するモナコ・グランプリは現在に続くレースですし,過去においてはシチリア島を舞台とするタルガ・フローリオなどがあります。
 ですが,バイクの世界でも公道を使用するレースというのがあって,その代表格がマン島TTです。


 過去においては,高橋国光選手を擁してホンダがワークス参戦したこともあるこのレースに魅せられていたのが,前田淳選手です。彼が代表を務める会社のウェブサイトには,プロフィールを紹介するページ(エイミング・スポーツ)があります。ルーキー時代からしばらくの間のことは,残念ながら私もあまり記憶がないのですが,すごくポテンシャルの高いライダーだったことはこのプロフィールからうかがえます。ワークス活動という選択肢を選ばず,敢えてプライベティアとしてレースに関わる道を選んだひとだというところからは,後年の「チャレンジャー精神」(というか,フロンティア・スピリットというか)の片鱗が感じられます。それだけに,資金面がショートしてしまい,一度はレースから遠ざかるのですが,彼の情熱を再点火させるきっかけとなったのが,「公道レース」だったのだそうです。


 そして,今季の参戦体制は総合優勝を狙うに足るパッケージだったのだとか。本人のモチベーションも高かったに違いありません。今季もいい報告が聞けるはず。そうどこかで安心していたのですが,前田選手にもアクシデントが襲いかかってしまった。残念でなりません。


 マイナーなカテゴリに情熱を捧げてきたライダーが,確かにいた。
 そのことを忘れずにいようと思います。