Dancing on the B-Road (Mk. II)

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

ホンダのリコールのことから。

クルマだって工業製品であります。


 ごく当然のことを,いきなり書きましたが。


 要するに何が言いたいかというと,「パーフェクトな形で商品を送り出すのは難しい」ということです。
 この前提に立って,できるだけ早い段階で「初期不良」をつぶす努力が求められる,はずなのですが,自動車の初期不良というのは「販売成績」に直結しかねない要素でもあるだけに,どうしても隠されがちになってしまう。


 ということを踏まえつつ,ホンダが39万台のリコールなど届け出、対策費約50億円(ロイター) - goo ニュースという記事をもとに書いていきます。


 今回対象になっているクルマを見ると,製造時期が比較的新しい車種もありますが,思いのほか製造時期が古めのクルマも入っています。
 恐らく,社内でのサプライヤー変更などによって対策をとっているということなのでしょうが,ならば対策部品をリリースする段階で発表がされてもよかったかな?と思うんですよね。ステアリングまわり,とのことですから,重要な部品であります。そういう部品ならば,早い段階での対処があっても,というわけです。


 確かに,対策費用が大きなものになりますから,できることならばリコールの届け出は・・・,なんて意識に傾きかねないのかも知れないけれど,この費用をケチることで,最終的にはブランド価値を徹底的に毀損しかねないことは,ある自動車会社のある時期の姿が如実に示すところでしょう。正直であることが,最終的には信用を維持する重要な要素,ということを理解しているからこそ,の今回の判断だろうとは思います。


 で,メーカが発表を躊躇してしまう原因を思うと,ユーザ側にもちょっと問題アリな部分もあるかな?と思うところがあります。


 どこか,「壊れる」ことに対する拒否反応が強い部分があったり,「壊れない」なんていう意識が強くあったりするような気がするんです。


 機械モノである以上,当然のように使い減りもするし壊れもします。また,必ずしも設計通りの性能を発揮できていない部品が組み付けられてしまう,いわゆる初期不良(マイナー・トラブル)もあり得ます。
 こういう状況に対して,反応が必ずしも芳しいものではないから,メーカが必要以上に構えてしまうところもあるのかな?と。


 リコール,という言葉はとてもネガティブに響きますが,メーカが(製造時期が古いものであっても)クルマの安全を放置していないという証だと思えば,そんなにネガティブな感じはしなくなるのではないでしょうか。
 メーカさんもそうですが,ユーザである私たちもちょっと,意識を変えてみてみる必要があるような気がするのです。